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中谷 洸太

平成31年からスマート申告開始!

お久しぶりです。 なかなかブログをすぐに書かないとって情報をキャッチアップできずにいたので、前回から時間が経ってしまいましたが、今回は結構重要な情報なのでブログで情報発信です。

今回のテーマはタイトルの通り「スマート申告」が2019年(平成31年)から出来るようになりますよという内容です。

「スマート申告」とは、国税庁的には「スマホ × 確定申告」という意味らしいのですが、僕の感想としては「特別な機械がなくても、オンラインだけで確定申告を完了させることができるようになる」という意味で、スマートに確定申告が出来るようになるなーという感じです。

今まで

  1. 国税庁の確定申告書作成コーナーで確定申告書を作成

  2. 作成した確定申告書を紙で出力

  3. 出力した確定申告書に押印をして提出

というのが、e-taxという名称のサービスで実質的に個人が出来る確定申告の流れで、最終的に税務署に郵送や持参をして、確定申告書を提出する必要があったのですが、

改正後

  1. 国税庁の確定申告書作成コーナーで確定申告書を作成

  2. 作成した確定申告書をデータで送信

この流れで確定申告をすることができるようになります。

改正のポイント

  • 一部の確定申告書をスマホで作成、送信が可能 ○サラリーマンでFXをしている ○サラリーマンで医療費控除を受けたい ○サラリーマンでいろんな市区町村のふるさと納税を利用している (※ここで言うサラリーマンは税法的に給与をもらっている方という意味なので法人の役員報酬も含みます。) という方はスマホだけで確定申告が出来るようになるようです。 詳しい操作方法等は年明けにしかわからないみたいですが、「消費税や贈与税の申告書、収支内訳書や青色決算書を作成される方はパソコンをご利用ください。」という文字が、国税庁に掲載されているスマホで確定申告書を操作する方のイメージ画像に掲載されているので、現時点では上記の方が使うようなイメージです。

  • ※もしかすると、freeeやMF等のクラウドタイプの会計ソフトがそのまま連携できるようにする仕組みを作るかもしれませんね。

  • マイナンバーカードとICカードリライタがなくても電子送信が可能 今まではマイナンバーカードとそのカードを読み取る機械(ICカードリライタ)がないと、完全に電子上だけで確定申告をすることはできなかったのですが、事前にIDとパスワードを税務署から発行してもらうことで、完全に電子上だけで確定申告をすることが出来るようになります。 IDとパスワードは「ID・パスワード方式の届出完了通知」という通知書を先にもらう必要があり、税務署で職員による本人確認を行った上で発行されるので、確定申告時期に突入する前に、運転免許証などの本人確認書類をお持ちの上、お近くの税務署で発行してもらうようにしてください。

まとめ

今回の確定申告のシステム改正で、さらに納税者自身で確定申告がやりやすくなってきました。

クラウド型の会計ソフトで会計を記録し、自身で確定申告まで完了できるようになると、わざわざ専門家の意見を聞かなくても良い状態になってきたのですが、攻めすぎて杜撰な確定申告をすると税務調査で追徴を喰らう可能性もあり、守りすぎると不要な税金を支払うことになるかもしれません。

シンプルな確定申告であれば、御自身の税金がどのように計算されているかを確認して頂くという意味でも、御自身での確定申告をされるのは良いことなので、心当たりのある方は是非チャレンジしてみてください。

<参考資料>

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